介護の情報>認知症は脳の病気！？認知症の症状や治療薬についてはこちら

認知症とは脳の病気です。
認知症初期に見られる特徴として、昔の記憶ははっきりしているのに、
新しいことを忘れるという特徴があります。
初期では数日中のことを忘れる、やがて数分前の出来事を忘れるという
状態になります。昔の記憶は鮮明に覚えていることが多いです。
もし料理で火を使っている時に、ガスをつけっぱなしにしたまま
忘れてしまうと火事の可能性があり、火の元には大変注意
しなければなりません。

認知症の症状として、記憶や知能が低下してきますが、自尊心や
喜怒哀楽の感情などは残っています。
例え見当違いのことをいっても否定せず受け入れ、不安にさせないよう
に接してください。本人が一番不安なのです。
認知症の薬もありますが、完治させるものではなく、症状を緩やかに
するもの、進行を遅らせるものです。
認知症患者の飲ませる薬として脳循環改善薬や脳代謝改善薬、
精神病治療薬などが用いられています。
当然効く人もいれば効かない人もおり、個人差があります。
副作用のリスクも考え、医師とよく相談してください。

年を取ることは誰にもある自然なことです。治すことにこだわらず、
認知症になっても周りの理解と適切なケア、
そして本人が安心して暮らせる環境を整えることの方が
大切ではないでしょうか。